イベント情報
「世界こどもの日」国連・子どもの権利条約 採択25周年記念シンポジウム ~すべての赤ちゃんが「家庭」で育つ社会をめざして~ 開催報告
世界こどもの日である11月20日、日本財団とヒューマンライツウォッチ主催で開催された国連・子どもの権利条約採択25周年記念シンポジウムには、定員の200名を超える参加者が集まり、社会的養護下にある子どもの現状・背景と解決策について、白熱した講演とディスカッションが繰り広げられました。24の関連団体の協力が得られ、メディア関係者の多くの参加もあり、日本の社会的養護下にある子どもへの関心の高さを垣間見ることができました。
熊本の慈恵病院の田尻由貴子さんからは、全国から寄せられる妊娠相談の現状とそこからみえる課題について、上鹿渡和宏先生からは、海外の社会的養護下にある子どもの実証研究や脱施設化について発表がありました。衆議院解散という大変な状況の中、自民党参議院議員の福田峰之氏、同、森まさこ氏、同、上野みちこ氏、そして三重県知事鈴木英敬氏も駆けつけ、政治家の立場から熱意ある提言をしてくださいました。後半のパネルディスカッションでは、日本でどのように施設偏重の現状を打破し、一人でも多くの子どもを家庭養育へシフトしていけるか、またどうその仕組みを作っていくのかについて、ヒューマンライツウォッチの土井香苗さんのファシリテートの下、国会議員や、児童福祉、里親委託の現場にいる方々、里親を交えた議論がありました。
当日の模様を日本財団のyoutubeチャンネルで公開しました。ぜひご覧ください。
【基調講演1】国内報告:「『こうのとりのゆりかご』と全国妊娠相談SOSから見える課題」
田尻由貴子(医療法人聖粒会慈恵病院元看護部長、現相談役)
田尻さんの基調講演のスライドは、以下からご覧いただけます。
上鹿渡さんのスライドは、以下からご覧いただけます。
※上鹿渡さんの基調講演、他のプログラムにつきましては、現在作業中ですので、近日、公開させて頂きます。お楽しみに!
私たちは、社会と子どもたちの間の絆を築く。
すべての子どもたちは、
“家庭”の愛情に触れ、健やかに育ってほしい。
それが、日本財団 子どもたちに家庭を
プロジェクトの想いです。