イベント情報
日本財団主催 養親研修2014 開催報告
12月6~7日に日本財団で開催された初の養親研修には、全国から15組の養子縁組を希望されるご夫婦が集まり、講師陣の講義に熱心に聞き入りました。
参加者たちは、具体的な質疑応答を重ね、参加者同士の交流を深め、満足していただけたようです(アンケート結果をご覧ください)。
ご協力いただいた講師のみなさま、参加者のみなさま、親子でお越しいただいた先輩養親のみなさま、どうもありがとうございました!
今回の養親研修では、児童相談所の里親研修や民間団体による養親説明会では網羅しにくい分野まで話題を広げ、以下のような内容が盛り込まれました。
研修内容
子どもを養子に出す実母さんの背景や妊娠相談の取り組み
特別養子縁組の制度や法律
児童相談所による特別養子縁組の取り組み
民間団体・医療機関による特別養子縁組の取り組み
家庭裁判を含む具合的な書類等の進め方
先輩養親さんからのお話
子どもの知る権利:真実告知
里親制度:養育里親として子どもを育てること
子どもとの生活、夫婦の変化
講師陣:
田尻由貴子(医療法人聖粒会慈恵病院元看護部長、現相談役)
萬屋育子(愛知教育大学大学院教育実践研究科特任教授、元愛知県刈谷児童相談センター所長)
榑沼あづさ(NPO法人キーアセット 里親支援機関マネージャー)
小川多鶴(一般社団法人アクロスジャパン代表、Across The World Adoptionsコーディネーター、養親、Online Counseling Therapist)
ロング朋子(一般社団法人ベアホープ代表理事、(株)Blessings Inc. 代表取締役、NPO法人EBS協会代表、東京都養育家庭の会支部広報委員長、養育里親、元Youngstown State University講師)
赤尾さく美(日本財団特別養子縁組事業企画コーディネーター、一般社団法人ベアホープ理事、助産師・看護師、元名古屋大学医学部保健学科看護学専攻助教)
アンケート結果より:
- 養親さんとの対話、実際の手続きの話、真実告知の方法など大変充実した内容でした。
- 医療、行政、民間団体の各お立場からの話が聞けて良かった。中立的な立場にある日本財団さんならではの研修であると思いました。
- 今まで受けたセミナーの中でも一番、出席させて頂いて良かったと思いました。知らなかった事実や本音の部分が聞ける場所が今まで無かったので参考になりました。
- 今まで養子を迎えるのはクローズに考えていましたが、研修を受けて、よりオープンに考えて知人にも話せると感じました。
- いまは児童相談所しかお世話になってなかったのですが、民間団体さんの詳しいお話しももっと知りたいと思いました。夫婦でもっと話し合って最初の一歩になれるといいな、と思っています。
- 里親認定をとる研修を受けながら里親か養子縁組かを決めて行きたい。実子、養子に関わらず改めて子育てをしたいと思った。
私たちは、社会と子どもたちの間の絆を築く。
すべての子どもたちは、
“家庭”の愛情に触れ、健やかに育ってほしい。
それが、日本財団 子どもたちに家庭を
プロジェクトの想いです。