イベント情報
2014年1月17日(金) 公開研究会「こうのとりのゆりかごと24時間妊娠SOS」を開催します
日時:2014年1月17日(金)14:00~16:00
場所:日本財団ビル1F(東京都港区赤坂1-2-2)
対象:すべての方(参加費無料)
定員:120名
先日ドラマにもなり話題となっている「こうのとりのゆりかご」。いわゆる「赤ちゃんポスト」です。
2007年に熊本の慈恵病院が「こうのとりのゆりかご」を設置した時は大きなニュースになりました。その後の6年間で、92人の赤ちゃんが預けられています。
「安易な子捨てが増える」「子供の出自を知る権利を奪う」との批判もある中、慈恵病院は、「赤ちゃんが生き延びる権利が最も重要で優先されるべきである」との信念をつらぬいています。
また慈恵病院は「SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口」を設置し、24時間無料で全国からの電話相談を受け付けています。2002年の開設当時は年間20件程度だった相談が、「こうのとりのゆりかご」設置からうなぎのぼりに相談件数が増え、2013年度は新規相談だけで1000件に達しました。熊本の一つの民間病院に全国からの相談が殺到している状況です。中には自宅で赤ちゃんを出産し、出産を終えた女性は朝まで気絶していたなど、命にかかわる深刻な相談も寄せられているそうです。
病院は予期せぬ妊娠の相談に乗り、どうしても自分で育てることができないケースについては、民間の団体を通じて、特別養子縁組で赤ちゃんを育てたいという夫婦につないでいます。6年間で180件もの特別養子縁組が成立しているそうです。
一方で「こうのとりのゆりかご」に入った赤ちゃんは児童相談所の管轄となり、その多くは乳児院に措置されています。蓮田院長は最近の著書の中で「我々は預けられた子供達ができるだけ早く家庭で育てられることを願っている。しかし家庭での養護が少ないことが残念でならない。慈恵病院には預けられた子供に対するたくさんの特別養子縁組希望があるというのに、それが行われていない」と述べています。
今回は、産婦人科の医師でもあり、慈恵病院の理事長兼医院長でもある蓮田太二先生より現場の声を伺う貴重な機会です!ぜひ御参加下さい。
日時:2014年1月17日(金)14:00~16:00
場所:日本財団ビル1F(東京都港区赤坂1-2-2)
対象:すべての方(参加費無料)
定員:120名
14:00~15:30 講演「こうのとりのゆりかごと24時間妊娠SOS」
スピーカー:慈恵病院 蓮田理事長
15:30~16:00 質疑応答
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私たちは、社会と子どもたちの間の絆を築く。
すべての子どもたちは、
“家庭”の愛情に触れ、健やかに育ってほしい。
それが、日本財団 子どもたちに家庭を
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