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イベント情報

zoom ウェビナーによる講演「家庭養育の推進における課題と対応 〜英国とルーモスの経験から〜」申し込み開始(2021年5月18日)

イギリスのNGOバーナードス(Barnardo’s)は、過去に多くの乳児院を経営していましたが、1980年代に施設を閉鎖し、現在は主に里親家庭支援、養子縁組、障害児支援などの、子どもや若者と、その家族を支援する事業を行っています。本講演では、元バーナードスCEOであり、現在はルーモス(Lumos)の臨時CEOを務めるロジャー・シングルトン卿から、英国や国際的NGOルーモスでの家庭養育移行のご経験をもとに、家庭養育の推進についてのご講演および日本へのアドバイスをいただきます。

日 時:2021年5月18日(火) 17時〜19時(日本時間)
    zoom ウェビナーによる講演、日英同時通訳付き
主 催:日本財団・早稲田大学社会的養育研究所・Lumos
対 象:国・地方自治体の議員、行政関係者、児童相談所、施設やフォスタリング機関職員、里親、関連N P O職員、研究者、学生、社会的養護・養育に関心のある方等
講 師:ロジャー・シングルトン卿(元バーナードスCEO、現ルーモス臨時CEO)

講演内容:
• 養育移行プロセスの概要:施設から家庭養育への移行プロセスの主な構成要素
• ケース・スタディ:具体的な事例の紹介(英国や他国におけるルーモスの経験)
• 施設養育について:子どもへの影響
• 家庭養育移行にあたっての課題:移行を難しくする要因とその対応など

スケジュール:
16:50 ウェビナー入室可能
17:00 開会挨拶・講師紹介 (高橋恵里子 日本財団)
17:10 講演 (ロジャー・シングルトン卿)
18:20 指定発言 (進行:上鹿渡和宏 早稲田大学)
18:40 質疑応答
18:55 閉会挨拶 (上鹿渡和宏 早稲田大学)
※スケジュールの詳細は変更の可能性があります。

ロジャー・シングルトン卿 経歴
ロジャー・シングルトン卿は子どものために活動するNGOであるバーナードスのCEOを20年間務めたほか、イギリス政府の子どもの安全に関するチーフアドバイザー等の役職を兼務し、虐待された子どもについて多くのレビューや調査を実施した。2005年に彼はJ.K.ローリングとともにルーモス財団(Lumos Foundation)の創設に加わり、評議員に8年間就任していた。2019年からはルーモスの臨時CEOを務めている。

ルーモス(Lumos) 
ハリー・ポッターの著者、J.K.ローリング氏が2005年に創設した英国の国際的NGO。世界中で、子どもが施設ではなく家庭で暮らすための体制作りを支援する活動を行っている。子どもが実親の下で暮らし続けられるようにする支援、里親など家庭養育への移行、また家族再統合の促進により、家庭で暮らす子どもを増やす支援を実施してきた。ルーモスの提示するDe-institutionalization(DI)とは単純に大規模施設を閉鎖するということではなく、施設ケアから地域・家庭を基盤とするケアへの移行であり、大きなシステム全体の再構築を意味する。各国政府とも協力し、様々な水準での協働を展開し、その専門性と経験を共有している。

参考資料:
2016年 日本子ども虐待防止学会 日本財団 スポンサードセッション
英国 バーナードス元代表(CEO)ロジャー・シングルトン卿 講演資料

参加申し込み方法:
下記お申込みボタンをクリックして、メールアドレスを登録してください。登録すると、参加のためのURLが届きます。

私たちは、社会と子どもたちの間の絆を築く。

すべての子どもたちは、
“家庭”の愛情に触れ、健やかに育ってほしい。
それが、日本財団 子どもたちに家庭を
プロジェクトの想いです。

プロジェクト概要