イベント情報
Zoomウェビナー「社会的養護にいる乳幼児のケア: アタッチメントの観点から子どもの最善の利益を守るために」開催のお知らせ
主催:日本財団 共催:NPO法人家庭養育支援機構
協力:(公財)全国里親会、日本ファミリーホーム協議会
このたび、アタッチメント研究で著名なチャールズ・ジーナ教授によるウェビナーを企画いたしました。
ジーナ教授は、これまでもアメリカで社会的養護の子どもの養育についてアタッチメントの観点から多くの講演を行っています。
今回は日本の参加者を対象として、アタッチメントのセオリーや、それを踏まえた里親養育のより良い実践についてお話しいただきます。
質疑応答の時間も設けていますので、日本では朝早い時間ですが、多くの方にご参加いただければ幸いです。
また、アメリカで質の高い里親養育を目指すクオリティ・ペアレンティング・イニシアティブ(QPI)では、里親養育にかかわる全ての関係者(里親、児童相談所、民間機関等)がアタッチメントやトラウマの知見を得るべきというポリシーの下で活動しています。
ジーナ教授はQPIの活動でも多くの講師をつとめており、当日はQPIを推進しているキャロル・ショウファー氏にもコメントを頂きます。
<内容>
テーマ:社会的養護にいる乳幼児のケア:アタッチメントの観点から子どもの最善の利益を守るために
日時:6月9日(月) 9:00-11:00
参加費:無料
参加資格:アタッチメントセオリーや、社会的養育、家庭養育に関心のある方でしたらどなたでもご参加いただけます
参加形式:Zoomを使用したウェビナー形式で行います。
後日アーカイブ配信も致します。アーカイブでの視聴をご希望の方もお申し込みをお願いいたします。参加登録をされた方に対してURL等、詳細をご連絡いたします。
※日英同時通訳あり
※質疑応答のお時間を設けます。
ご質問のある方は、参加申し込みフォームにご記入いただくか、当日Q&A機能を用いてお伝えください。
<スケジュール>
9:00-9:55 | 第一部:「アタッチメントセオリー」 講師:チャールズ・ジーナ教授(チュレイン大学) |
9:55-10:00 | 休憩 |
10:00-10:55 | 第二部:社会的養育の実践についてのアドバイス(実親の訪問や面会、里親から実家庭や養子縁組家庭への移行など) 講師:チャールズ・ジーナ教授 |
10:55-11:00 | 上鹿渡和宏教授のコメント(NPO法人家庭養育支援機構理事長、 早稲田大学社会的養育研究所所長) |
司会:高橋恵里子(日本財団)
コメンテーター:キャロル・シャウファー氏(ユース・ロー・センター)
<講師略歴>

Professor of Psychiatry & Pediatrics, Director of Infant Institute, Tulane University
(米国チュレイン大学精神医学・小児科教授、乳幼児研究所所長)
ジーナ博士の主な研究対象は、乳児のメンタルヘルスと幼少期の有害な体験です。虐待、ネグレクト、深刻な貧困、暴力への曝露が幼児に及ぼす影響、そして回復を支援するための介入について研究を行っています。また、幼児期の障害、特に愛着障害と心的外傷後ストレス障害(PTSD)の理解と分類に関するアプローチも研究しています。

Senior Director, Strategic Initiatives, QPI (Quality Parenting Initiative), Youth Law Center
(戦略イニシアチブ担当シニアディレクター、QPI、ユース・ロー・センター)
キャロル・シャウファー氏は、1981年から26年間ユース・ロー・センターのエグゼクティブ・ディレクターを務めた後、2012年に同センターの戦略イニシアチブ担当シニア・ディレクターに就任しました。システム変革と「ゼロ・トゥ・スリー」フェローとしての経験を活かし、質の高い子育てイニシアチブ(QPI)の設立に貢献しました。同センター勤務以前は、ルイジアナ州公益センターおよびACLU(アメリカ自由人権協会)ルイジアナ支部のスタッフ弁護士を務めていました。
https://qpi4kids.org/team/carole-shauffer/
キャロル氏は、2024年10月に来日し、子ども虐待防止学会での講演や、各地での講演活動を実施しQPIの普及にご尽力されています。
関連記事:アメリカにおいて質の高い里親養育を推進した弁護士 キャロル・ショーファー(Carole Shauffer)氏インタビュー「幼い子どもたちを施設に留めていてはいけない」
私たちは、社会と子どもたちの間の絆を築く。
すべての子どもたちは、
“家庭”の愛情に触れ、健やかに育ってほしい。
それが、日本財団 子どもたちに家庭を
プロジェクトの想いです。